雪が降ってる
朝起きて、窓を開けると、雪がシンシンと降っている。ワオ〜雪かよって思う。雪の予報だったけど、雪見るまでは、予報が当たっているかどうかは分からないからね。止めてあるクルマに雪が積もっている。仕事には自転車で行く。今日は休みでホント良かった^_^。部屋でずっとぬくぬくしてるもんね。
ゆっくり流れる川
小説同人誌で知り合った本間さんから、私家版の小説集が送られてきた。
短編「散歩日和」と「海岸通り」を読んだ。本間さんは、小説同人誌の中でも、ピカイチに小説が上手い。小説って何だろって、いつも考えている。上手い小説って細部なんだよね。細部に目が行き届いていて、そこの描写が良くて、記憶に残るんだよね。小説って、人生は何だとかの大問題を、直接問う表現形式ではなくて、生きている人間の、そのどうしようもなくやっていまう行動とかを、読み手に上手に示してあげる芸術なんじゃないかと思う。細部の描写を通して、直接には問えない、人生とはとか、生きるとはとかを、考えさせるものなんじゃないかな。本間さんは、そこを良く知ってらっしゃる。だから読めるんだね。
雨ニモマケズ
学生時代に宮沢賢治に出会った。全集を買ってむさぼり読んだ。賢治の言語感覚に圧倒された。この人天才だぁ!と思った。ノートに残された詩、雨ニモマケズに震えた。今、訪問介護の仕事についているのは、遠い日に読んだ、雨ニモマケズが導いてくれたのだと、ある時納得した。
「ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ」
そういう人に、私もなりたかったのだ。
〔雨ニモマケズ〕
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノノ
小サナ萓ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ[#「朿ヲ」はママ]負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ