ikkou33’s diary

還暦を越えて( ´Д`)y━・~~

こことよそ

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今年、第44回川端康成文学賞受賞作は、保坂和志の「こことよそ」でした。

雑誌新潮が、棚にあったので、読みました。保坂さんの小説は、筋らしい筋をわざわざなくしてあるので、一度読んだだけでは、迷路を彷徨っている様で、よく分からないのですが、迷路を彷徨うのが好きな人なら、たまらない魅力があり、長編なら、「未明の闘争」があって、一度読んだ限りは、何が書いてあったのかも、分からず、再読したけれど、今は何が書いてあったのか、全然思い出しません。「こことよそ」は短編だから、おおよそ、どんな事が書いてあるか、わかるのですが、やはり腑に落ちなさは、最高で、この手の小説が好きな人なら、良かったと言うだろうけれど、受け付けない人には、無理っぽい小説でしょうね。