ikkou33’s diary

還暦を越えて( ´Д`)y━・~~

ジミー・ツトム・ミリキタリ展

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東京都人権プラザで行われていた、ミリキタリの猫。路上の画家がのこした世界。「ミリキタリの猫【特別編】」上映&トークに行ってきました。定員80名、事前申し込み不要、当日先着順。14:00から。トークゲストは、作家の星野智幸氏。作家でミシュカの森主催の入江杏。この映画のプロデューサーマサ・ヨシカワ氏。

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ミリキタリ氏の作品も、とても味わい深いものでした。ミリキタリ氏の生活と過去を探る上映映画も、とても良かった。ニューヨークの路上で、絵を描き、それを並べて販売する。雨が降る。雪も降る。自らを芸術の巨匠と称する。

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戦争中は、収容所に収監された辛い過去を持つ。アメリカ国籍を剥奪され、アメリカを憎む。その為、国からの保護を受ける事もなく、路上で絵を売って生きるひとりの日系アメリカ人。彼を救ったのは近く住む独身のアメリカ女性。職業がドキュメント映画の編集者だった為、ミリキタリ氏の日々を撮影する。それが元で、映画「ミリキタリの猫」が出来た。

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ミリキタリ氏を撮影中に、9.11のテロが発生する。ニューヨークは、一時大変な事になる。かつての戦争の記憶が蘇るミリキタリ氏。日本人だったばかりに、収容所に収監された忌まわしい過去が、蘇る。広島出身の両親は、原爆で亡くなった。あの忌まわしい過去が再び、このニューヨークで起こった。