ikkou33’s diary

還暦を越えて( ´Д`)y━・~~

悲しみよ こんにちは

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マリー・ドミニク・ルリエーヴルの「サガン」を読んだ後は、流れとしてサガンの「悲しみよ こんにちは」を読む訳ですよ。図書館のフランス文学の棚には、サガンの作品は少なくて、女流作家ならマルグリット・デュラスの作品がいっぱい並んでいた。サガンは生涯、大作家とは無縁の小説家だったのかな?65才で読む、サガンが18才で書いた「悲しみよ こんにちは」は、ほぼ私に関係ないもんねーみたいな気持ちがする。舌を巻く程のうまさだねぇとは思うけどね。

目が見えなくなり、創作活動をやめたサルトルとは、良く食事を共にした様だ。私より頭がいい人ってサルトルぐらいってサガンは言ってる。サルトルも才能ある若い作家と食事をするのは、楽しみだったみたい。当時のフランス大統領だったミッチェランも良くサガンの家に行き食事をするのが好きだった。大統領専用のヘリコプターがサガン邸の庭に飛来していたんだって。なのに晩年の彼女は、全てを失い、窮乏の中で亡くなる。波乱に富んだ才女だね。