ikkou33’s diary

還暦を越えて( ´Д`)y━・~~

茂木健一郎の今日のツイート

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脳科学者の茂木健一郎ツイッターをフォローーしている。毎日余りに沢山ツイートしているので、全部に目を通しているわけじゃないけど、ツイッターを開けばザッと目を通す。さっき公園で弁当を食べながら見たツイートは、充分に考えるに値する。以下、引用⬇︎

「そもそも、人類にとって、「より良い生活」とは何だろうか? 今までよりも収入が多くて、より多くの物質に囲まれ、たくさんのエネルギーを消費することが「より良い生活」なのだろうか?

 世界は良くなっていると分析できるためには、そもそも「良い」ということが何を意味するのか定義されなければならない。人類はそろそろ、「より良い生活」という目標を、地球の自然環境と調和したかたちにアップデートする時期に来ているのかもしれない。」

モノや食べ物が充分になかった時代は、それを満たす事が、幸せの第一にくるものだったかも知れないね。快適な衣食住こそが、幸せの最初の条件。その為には、地球環境のことなど何の考慮もしなかった。もうやりたい放題。人間にとって便利で快適なものが一番の条件。その為には、沢山のお金がある方がいい。そんな価値観で来たわけだ。勲章をぶら下げている様に、有名大学卒だとか、有名企業の人だとかに、目の色変える人を沢山見て来て、ウンザリした。植民地時代は、植民地にした国を食い物にして、富み栄えた訳だ。欧米諸国はさ。より贅沢こそが幸せ競争の一番だって思わされてきた。実際は全く違うのにね。多様な価値観がある事、多様な価値観をそれぞれ尊重すること。物欲は、最小でいい事。芸術があるじゃないですか。例えば最近じゃマチスの絵。実に雑に描いてあると思えるのに、凄く惹きつけられる。なんともいい。でもどうしてその絵がいいのか、私には説明が出来ない。見るたびに、いいなぁと思う。マネして、描いたりする。しかし絶対的にマチスには、かなわない。グレン・グールドが弾く、バッハのゴールドベルグ変奏曲。もう何100回も聞いたのに、また聞きたくなる。凄くいい。人の目指す究極のものは、芸術なんじゃ、ないかなぁって思う。物質の様に、価値はすぐには分からないけれど、それが分かった瞬間、違う世界に行ったと思うもの。その至福感は、地球環境を破壊しないだろうしね!